小説家・鳩村衣杏の日記

BLや小説のお知らせページ。好きな映画や萌えについても語ります。

しなければ、それでいいのか

 戦争絡みの番組や映画の放映が集中しますが、こんな映画、どうですか?

 

 ありきたりの実話物に見えるけど、感動の押し付けはありません。
 移民の多いフランス。忌むべき「差別」は戦後の今も学校や社会に残っていて、それを生徒たちが少しずつ変えていくところを、小さなエピソードの積み重ねで見せていく演出が素晴らしい。

 

 自分たちの身近にある「偏見」や「憎しみ」を、まずは大人が省みることから始めなければ、「戦争反対」と言っても、何も伝わらないのでは……と感じました。


 戦争したくないのは、誰だって同じです。
「戦争をしなければ、それでいい」わけではないのです。 

 

 彼らと一緒に学び、変わっていけるでしょうか?

 

 終戦の日を控えた今、おススメです。

 

 

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恋人も濡れる宣伝

 

冒険の旅は身軽に

 8月9日のメッセージ

 

 

 

不安という名の怪物に餌をやってはいけない

 8月8日の顛末

 

 

 からの……

 

 

 めっちゃ楽しかったのは、コレ。面白かった!!!!

 

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「毒」になってない?

8月7日のメッセージ

 

 

 

 

「BLを書いています」

 何が変わったのか。
 先に状況が変わったんじゃない。
 意識が変わり、行動が変わって、状況が変わった。

 

 昨夜、とっても嬉しいサプライズがあった。
 他人からすれば大したことじゃないかもしれないけど、出会いがもらたしてくれたプレゼントだった。

 

 約3年前、「お仕事でもなんでも、出会いは夜、作られるんですよ」と教えてくれた人がいた。

 

 ワタシは会社員じゃないので、仕事が終わってから、同僚と飲みにいく……ということができない。友達も少ない。だから、自分ひとりで出かけていった。

 でも、上手くいかなかった。空回りしていると思った。

 

 今も同じことをしている。ひとりで出かける。見知らぬ人と出会う。

 でももう、空回りしているとは思わない。

 何が変わったのか。

 

鳩村衣杏といいます。作家です。BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です。テレビなんかで聞いたことないですか?」

 

 少し前まで、自信を持ってこう言えなかった。

 この仕事にはプライドを持っていたし、ファンを大切にも思っていた。仕事をもらえることをありがたくも感じてた。

 もちろん、親兄弟も友人も知ってる。仕事を聞かれたら、ちゃんと答える。

 でも、BLを知らない人には言いにくかった。

 知らない人に、どう説明すればいいのかわからなかった。気持ち悪いって思われたくなかった。

 

 去年作ったワタシの名刺に「小説家」とはあるけれど、「鳩村衣杏」の名はない。

 わかってくれそうな人にだけ言っていた。

 

 わかってもらえなくてもいいや、と思い始めたのは最近。ほんの数ヵ月前。

 ワタシは政治家じゃない。教育者でもない。大勢の人に、わかってもらうために、この仕事をしてるんじゃない。

 

「BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です」

 

 鳩村衣杏になって、15年。

「15年もやってきた」んじゃない。

「BL小説家です」と心から言えるようになるまで、「15年もかかった」んだ。

 そして、言えるようになれたら、出会いが自然と増えた。

 

 この仕事にはプライドを持っていたし、ファンを大切にも思っていた。仕事をもらえることをありがたくも感じてた──それはずっと変わらない。

 でも、ワタシは、ワタシのことしか考えてなかった。

 

 15年も鳩村衣杏でいさせてもらえたんだから、ワタシは、BLに恩返しをしなきゃいけない。

 今からでも、遅くないのなら。

 やり方はいろいろある。今、それを考えている。

 そして大事なのは、必ず実行すること。

 

「BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です。楽しいですよ。好きな女の子、沢山いるんですよ。女子だって、ステキな男子が多いほうが嬉しいんです。最近は男性ファンも多いんですよ」

 

 

 

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紺野キタ先生の新刊『Lily lily rose』①巻

 仲良くしてくださっている紺野キタ先生の新刊『Lily lily rose』①巻。

 先に無料配信で読んでいたけど、やっぱり紙の本が好きだわ。

 そして、まとめて読むと……

 凛々たんLOVE(´;ω;`) 

 いっぱい出てくる猫たちもLOVE(´;ω;`)

 

 キタ先生の作品に出てくるキャラたちが大好き。

 特に子どもキャラは本当に愛おしい。「可愛い」ではなく、「愛おしい」。 

 

 何がそう思わせるんだろう……って考える。 

 きっと、こんな子どもでいたかったんだな。
 そして、こんな大人たちに囲まれていたかった。
 
 大人には大人の「どうしようもない事情」があって、子どもも「子どもだからとすべてが許されない環境」で生きている。
 誰もがそんな「生き辛さ」の中で、それでも優しさを求め、手を伸ばし、相手を受け止めようとする──大人は子どもを、子どもは大人を。 明らかになっていく秘密。そして、深まる謎。


 この先も、凛々ちゃんを見つめながら、凛々ちゃんと一緒に、続きを楽しみにしたい。

 

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