禁足〜人魚姫の復讐〜
放置しっぱなしですいません!
6月10日発行予定・ショコラ文庫(イラスト:兼守美行さん)の書影が出てました!
よろしくお願いいたします~。
Chocolat Web【ショコラウェブ】-株式会社 心交社 ショコラ文庫 次回新刊案内
complicated
地元のbarで知りあったカナダ人、Chrisさんの話。
彼は日本の銀行にお勤め。
日本語はわかるけど、英語でしかしゃべらないyo!というポリシーを貫いているそう(と、他の常連さんが教えてくれた)。
こちらもヒアリングはなんとかできるので、会話はぎりぎり可能。他のお客さんもチャンポンで話している。
初対面だったので、名前や誕生日の話になった。
名刺の裏に漢数字を順に書いていったら、四のところで「どうしてそこで複雑になるの!? その前まではわかるのに」と厚切りジェイソンと同じ反応になって、ちょっと笑った。
彼は11月生まれだったので説明はしやすかった(十と一)。
お酒が進み、身振り手振りで、簡単な英語を使って、身の上を話してくれるChrisさん。
途中で「divorce」という単語が飛び出した。
divorce……離婚。
海外ドラマや洋画を観てるおかげで、すぐに意味がわかった自分に驚いた。
そして、そんな単語の意味だけわかって、会話がままならない自分にがっかりした。
「君は、パートナーがこんなふうにひとりでbarへ行ったり、遊びにいったりするのは平気?」と聞かれた。どうも、そういうことから奥さんと気持ちがすれ違って、divorce……らしい(合わせた両手を広げていって「離れちゃった」とジェスチャー)。
こればかりは、実際に経験してみないとわからない。恋人同士か、夫婦かによっても違うと思う。でも、ワタシは自分自身が放っておかれたいタイプだから、「相手に対しても気にしない」と答えた。
隣にいた常連さんが「え、離婚? 俺もだよ! イエーイ!」とハイファイブした。
次はもっと気楽におしゃべりしよう……日本語で(゚∀゚)
ちなみにペンネームについて「ianっていうの。男の子の名前だけど」と言ったら、「Cool!」と誉めてくれました。いい人だ。
4月といえば……
新生活がスタート……でもありますが、衣替えに悩む月間です。
みなさんはもう、衣替えは済みましたか? 日本は気候に地域差があるので、一概に早い、遅いは言えませんが。
東京在住のワタシは冬のアウター、マフラーやセーター類は洗濯し、片づけました。まだ肌寒い日もあるけど、さすがに着て出歩くのはちょっと……重ね着や小物類でしのぐつもり。布団はまだちょっと……かなー。
インナーは春夏のものに変え、Tシャツは何枚か出しました。春のニット類を洗い直し、アイロンかけをちょこちょこ始めてます。洗ってしまってあるけど、どうしてもたたみじわが……
なかなか、仕事の情報を更新できずにすみません。
新刊は6月に1冊、7月に1冊を予定しています。また告知しますね。
作風が極端に違うので、どんなふうに感じられるのか、ちょっと緊張(;''∀'') でも、楽しんでいただけたら嬉しいです(*‘ω‘ *)
「家に王子が泊まっています」電子配信
4月1日から、電子配信が始まります。
電子のみの限定SS付です。
よろしくお願いいたします~(*´▽`*)
家に王子が泊まっています【イラスト付】【限定SS付】 LiLiK文庫 (鳩村衣杏) が、紀伊國屋電子書籍ストアで予約開始されました。土曜配信。https://t.co/ZggxQ5MDaf
— 紀伊國屋電子書籍Kinoppy新刊情報 (@kinokuniyanew) 2017年3月29日
言っちゃったほうがいいよ
昨日は誕生日。
FBは登録しておくと友達に連絡が行くので、朝から「おめでとう」の嵐。
ちょうど茶道のお稽古日で、先生にご挨拶がてら久しぶりに出席(昨秋に膝を痛めてしまい、正座できないのでずっとお休み)。
前日に電話した際、「明日、誕生日なんです」と言ったところ、お赤飯を炊いて待っていてくれた。
お稽古の後、長いつきあいの友人と昔の会社の後輩からプレゼントをもらった(何も言ってないのに「欲しい」「買おう」と思っていたものばかりで、びっくり!)。
そのことをtwitterでつぶやいたら、またも「おめでとう」の嵐。
こういうのって「おねだり」みたいで気が引ける……と思ってたけど……
みたいじゃなくて「おねだり」じゃね?(゚∀゚)
でも、別にいいんじゃね?(゚∀゚)
素直に嬉しかった。応えてくれる人たちが、周囲にいるってことが。
好き。
淋しい。
嬉しい。
悲しい。
困ってる。
悩んでる。
誉めてほしい。
甘えたい。
言っちゃったほうがいいよ。
嬉しい気持ちは分けあって。
辛い思いは減らしてもらって。
すべての人には伝わらなくても、誰かの優しさには届くから。
意外な答えが見つかるから。
そこから先、どうするかは自分次第。
でも……言ったら、「最初の一歩」のための背中を押してもらえるよ。
映画館で逢いましょう
アカデミー賞つながりで、映画絡みの拙著既刊を宣伝させてください。
紙の本ではもう入手困難だと思うので、電子になりますが。
『映画館で逢いましょう』全2巻(イラスト:山田ユギさん)
スピンオフ作品
『美しき厄災 ~ビューティフル・ディザスター~』
『傍若無人なラブリー』(共にイラスト:タカツキノボルさん)
もう時効だと思うので、裏話をちょっと書きますね
別に大した話ではなく、ありがち~なことですが。
小さな洋画配給会社「エルシノア・フィルムズ」を舞台にした、映画に情熱を駆ける個性的な社員たちの働きと成長、そして恋の物語。
いろんな出版社の編集さんから「あれ、大好きでした!」と誉められ、そこから多くのお仕事の依頼をいただきました。
が。
これ……売れなかったんですよねー(゚∀゚)アハハ
ワタシは映画が好きで、一時は映画配給会社に入ろうと考え、講座にも通いました。でも、やっぱり編集者として映画に関わりたいと思い直し、映画本の編集を手がけるようになりました。ライターとして、紹介記事を書いたりもしました(デビュー後もしばらくは二足の草鞋でした)。
そのときの経験は、作家になった後も生きています。
もともと会社が舞台の話とか、会社を作っていく話が大好きです。で、映画も好き。
デビュー作が好評だったので、満を持して、書きたいことを書いたわけです。愛と想いをいっぱい詰め込んだわけです。
自信満々だったから、1巻が売れなかったと知らされたときはショックでした。後から思えば、確かに恋愛小説としては薄味です。
編集部からは「(1巻が売れなかったから)2巻は出せないかもしれない」と言われました。まあ、これは仕方のないことです。作家業もビジネスですから、その覚悟も込みでやらなければなりません。
ただ、1巻も出ていないならともかく、1巻は出ている。他社へ持ち込むことはできません。雑誌での連載は読者も知っているし、すでに2巻分まで書き終えています。
2巻だけ出ないなんてあまりにみっともないし、絶対に嫌でした。そこで「印刷部数や印税率を下げても構いませんから」「人気キャラ・島兄編の書き下ろしもやりますから」……と編集部に頼み込んで、なんとか出していただきました。
スピンオフのレーベルとイラストレーターさんが違うのは、諦め切れずに他社に「書かせてくれ」と持ち込んだからです(反省を生かし、恋愛部分を多めにしたyo!)。
売れなかったことの「責任者探し」をしたくて、裏話を書いたわけではありません。どの作家さんも編集さんも営業さんも、みんな「沢山の人に読んでほしい」と思って知恵を絞り、様々な努力や仕掛けをします。でも、すべてが「狙いどおり」にならないのが商売です。
わがままを聞き入れてくださった編集部(出版社)さん、イラストの先生方には、感謝しかありません。
あのとき、ああいう目に遭って、鼻っ柱を折られて、絶対によかったと思ってます。あの経験は、間違いなくワタシを鍛えてくれました。
そして、本が出たおかげで他の仕事へつながったのですから「結果オーライ」という見方もできます。
ただ、やっぱり、もっと沢山の人に読んでほしかった……という思いはあります。
そして今は……電子書籍があるじゃない?(゚∀゚)
映画を取り巻く環境はどんどん変わっているので、ここで書かれていることはもう「ひと昔前」かもしれません。
でも……
パピレス他、電子で読めますんで(゚∀゚)
ステキなイラスト付きですんで(゚∀゚)
お仕事小説として面白いyo!という自信はありますんで(゚∀゚)
よろしくお願いしまーす!
*この裏話についての感想やご意見がありましたら、twitterではなく、直に鳩村宛にメールで送っていただければ幸いです。上にも書きましたが、誰かを責めたくて、恨みを晴らしたくて、披露したわけではないので。あくまでも宣伝です(''∀'')
*もちろん「面白かったー(≧▽≦)」というツイートは大歓迎です!!!