BL作家を泣かせた本
『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(角田陽一郎著・アスコム)読了。
不思議なんだけど、読む(買う)前から「絶対に当たり」「めっちゃわかる」と思ってた。
上から目線ですいません(;・∀・)
でも、実際にそうだった。
若い頃から考え、気づき、実践してきたことが、角田さんの言葉でとてもわかりやすく、丁寧に説明されていた。
章ごとに「そうそう!」といちいち膝を打ちながら舐めるように読み返していたので、読了までに時間がかかった。
他人に言ってもあまり理解してもらえないことが多かったから、同じことをやってた人がいたんだ……と思うと、なんかもう、何度も涙ぐんでしまった、ははは。
ワタシのここ数年の悩みは「この先、自分をどう生かすか」だった。
考え方や物事の捉え方が「間違っていない」のはわかってた。根拠はない。でも、それを疑ったことはなかった。
ただ、今、そしてこれからの時代、どこへ向かって、どう使えばいいのか、SNSなどを活用してどう展開させていけばいいのか──が、わからなかった。
冒険の旅に出たいのに、新しい地図も武器も見つからない。これまでのやり方では、もう進めない。
そんなとき、出会いが訪れた。自分よりも若い人たち。でも、とても勇気のある人たち。多分、考え方は同じだけど、「今」をしっかり捉え、「これから」を見据えた挑戦をしている人たち。
彼らが、刺激と新しい扉を示してくれた。
その出会いがもたらされたきっかけは、「諦めた」こと。
求めても、探しても得られず、苦しい思いが続き、求めるのをやめた。
そうしたら、なぜか、求められるようになった。
ごく自然にそれに応えていたら、少しずつ、欲しかったものが勝手に集まってきた。
あ、これだ、と思った。
与えたから、与えてもらえたんだ。
一度こうなると、すべてが柔軟に回り始める。どんどん、いい情報や出会いが入ってくる。
大事なのは、それを逃さず、掴むこと。
『「好きなことだけやって生きていく」という提案』を知ったのも、その流れの中だった。「買わなきゃ!」と思った。「絶対に当たり」「めっちゃわかる」と確信できた。理屈じゃない。
で。
「間違ってないよ」と励まされただけではなく、一番欲しかった「この先、自分をどう生かすか」がしっかり書かれていた。これ以上の「当たり」ってある?
ほらね。やっぱり、正しかった。
この流れを絶やさず、「正しかった」の連鎖をつないでいくためには、アドバイスをどんどん実行しなければ。
つか、もうやってます。
つながっていくつながっていく……ふふふ(・∀・)
唯一、申し訳ないのは、どこがどう良くて、どう素晴らしいから、お勧めします──と簡潔に説明できないこと。
ワタシは、ワタシが喉から手が出るほど欲しかった地図と武器の具体的な使い方(ここ大事!!!)を、この本からいただいた。
しかし、あまりにパーソナルな部分に結びついているので、伝えるには文庫1冊分ぐらい自伝を書かなくてはならない。うざーい。
ということで、割愛。
皮肉なことに、本書の第3章「伝え方一つで、『ダメ』なアイデアも『いい』アイデアに変わる」の中にある「プライベートな想いをパブリックにする」に挫折したわけで、仮にも作家なのに……と思うと、情けないことこの上ない。
ただ、この感動は今後、きっと「パブリック」で発信する。
小説かもしれないし、違うものかもしれない。いずれにせよ、そうせずにいられないのが、作家という生き物なので。
知りあいに勧めまくったら、少なくとも3人は「買う」と言ってるので(すぐやる仲間)、ひとまずはそれをお礼とさせていただきます(゚∀゚)
★追記★ 本文の見せ方(デザイン)、構成も素晴らしい。これだけでもプレゼンのお手本ですよ。参考にしよう。