しなければ、それでいいのか
戦争絡みの番組や映画の放映が集中しますが、こんな映画、どうですか?
ありきたりの実話物に見えるけど、感動の押し付けはありません。
移民の多いフランス。忌むべき「差別」は戦後の今も学校や社会に残っていて、それを生徒たちが少しずつ変えていくところを、小さなエピソードの積み重ねで見せていく演出が素晴らしい。
自分たちの身近にある「偏見」や「憎しみ」を、まずは大人が省みることから始めなければ、「戦争反対」と言っても、何も伝わらないのでは……と感じました。
戦争したくないのは、誰だって同じです。
「戦争をしなければ、それでいい」わけではないのです。
彼らと一緒に学び、変わっていけるでしょうか?
終戦の日を控えた今、おススメです。