小説家・鳩村衣杏の日記

BLや小説のお知らせページ。好きな映画や萌えについても語ります。

complicated

 地元のbarで知りあったカナダ人、Chrisさんの話。

 

 彼は日本の銀行にお勤め。

 日本語はわかるけど、英語でしかしゃべらないyo!というポリシーを貫いているそう(と、他の常連さんが教えてくれた)。

 こちらもヒアリングはなんとかできるので、会話はぎりぎり可能。他のお客さんもチャンポンで話している。

 

 初対面だったので、名前や誕生日の話になった。

 名刺の裏に漢数字を順に書いていったら、四のところで「どうしてそこで複雑になるの!? その前まではわかるのに」と厚切りジェイソンと同じ反応になって、ちょっと笑った。

 彼は11月生まれだったので説明はしやすかった(十と一)。

 

  お酒が進み、身振り手振りで、簡単な英語を使って、身の上を話してくれるChrisさん。

 途中で「divorce」という単語が飛び出した。

 

 divorce……離婚。

 

 海外ドラマや洋画を観てるおかげで、すぐに意味がわかった自分に驚いた。

 そして、そんな単語の意味だけわかって、会話がままならない自分にがっかりした。

 

 「君は、パートナーがこんなふうにひとりでbarへ行ったり、遊びにいったりするのは平気?」と聞かれた。どうも、そういうことから奥さんと気持ちがすれ違って、divorce……らしい(合わせた両手を広げていって「離れちゃった」とジェスチャー)。

 こればかりは、実際に経験してみないとわからない。恋人同士か、夫婦かによっても違うと思う。でも、ワタシは自分自身が放っておかれたいタイプだから、「相手に対しても気にしない」と答えた。

 隣にいた常連さんが「え、離婚? 俺もだよ! イエーイ!」とハイファイブした。

 

  次はもっと気楽におしゃべりしよう……日本語で(゚∀゚)

 

  ちなみにペンネームについて「ianっていうの。男の子の名前だけど」と言ったら、「Cool!」と誉めてくれました。いい人だ。