不安という名の怪物に餌をやってはいけない
8月8日の顛末
明日は「気が重い予定」が入っているんだけど、その後に「めっちゃ楽しい予定」のお誘いがあったので、強引に入れて気分をアゲることにした。避けられない嫌なことは沢山あるけど、その気分を引きずるほうがもっと嫌。それに楽しいことをすれば、突破口が見つかるかもしれないし(๑•̀ㅂ•́)و✧
— 鳩村衣杏 (@ihatomura) 2017年8月7日
からの……
昨日の「気が重い予定」は直前で捻じれ現象が起きたので、すぐにヘルプを要請。予想とは違ったけど穏やかに収束しました。困ったら早めに「リアル助っ人」と問題点を共有、整理して、膨れ上がる不安を壊すのが吉。人ひとりの能力なんてたかが知れてるし、根性ではどうにもならないことって多いもん。
— 鳩村衣杏 (@ihatomura) 2017年8月9日
めっちゃ楽しかったのは、コレ。面白かった!!!!
「BLを書いています」
何が変わったのか。
先に状況が変わったんじゃない。
意識が変わり、行動が変わって、状況が変わった。
昨夜、とっても嬉しいサプライズがあった。
他人からすれば大したことじゃないかもしれないけど、出会いがもらたしてくれたプレゼントだった。
約3年前、「お仕事でもなんでも、出会いは夜、作られるんですよ」と教えてくれた人がいた。
ワタシは会社員じゃないので、仕事が終わってから、同僚と飲みにいく……ということができない。友達も少ない。だから、自分ひとりで出かけていった。
でも、上手くいかなかった。空回りしていると思った。
今も同じことをしている。ひとりで出かける。見知らぬ人と出会う。
でももう、空回りしているとは思わない。
何が変わったのか。
「鳩村衣杏といいます。作家です。BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です。テレビなんかで聞いたことないですか?」
少し前まで、自信を持ってこう言えなかった。
この仕事にはプライドを持っていたし、ファンを大切にも思っていた。仕事をもらえることをありがたくも感じてた。
もちろん、親兄弟も友人も知ってる。仕事を聞かれたら、ちゃんと答える。
でも、BLを知らない人には言いにくかった。
知らない人に、どう説明すればいいのかわからなかった。気持ち悪いって思われたくなかった。
去年作ったワタシの名刺に「小説家」とはあるけれど、「鳩村衣杏」の名はない。
わかってくれそうな人にだけ言っていた。
わかってもらえなくてもいいや、と思い始めたのは最近。ほんの数ヵ月前。
ワタシは政治家じゃない。教育者でもない。大勢の人に、わかってもらうために、この仕事をしてるんじゃない。
「BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です」
鳩村衣杏になって、15年。
「15年もやってきた」んじゃない。
「BL小説家です」と心から言えるようになるまで、「15年もかかった」んだ。
そして、言えるようになれたら、出会いが自然と増えた。
この仕事にはプライドを持っていたし、ファンを大切にも思っていた。仕事をもらえることをありがたくも感じてた──それはずっと変わらない。
でも、ワタシは、ワタシのことしか考えてなかった。
15年も鳩村衣杏でいさせてもらえたんだから、ワタシは、BLに恩返しをしなきゃいけない。
今からでも、遅くないのなら。
やり方はいろいろある。今、それを考えている。
そして大事なのは、必ず実行すること。
「BLを書いています。ボーイズラブです。知ってますか? 男性同士の恋愛です。楽しいですよ。好きな女の子、沢山いるんですよ。女子だって、ステキな男子が多いほうが嬉しいんです。最近は男性ファンも多いんですよ」
紺野キタ先生の新刊『Lily lily rose』①巻
仲良くしてくださっている紺野キタ先生の新刊『Lily lily rose』①巻。
先に無料配信で読んでいたけど、やっぱり紙の本が好きだわ。
そして、まとめて読むと……
凛々たんLOVE(´;ω;`)
いっぱい出てくる猫たちもLOVE(´;ω;`)
キタ先生の作品に出てくるキャラたちが大好き。
特に子どもキャラは本当に愛おしい。「可愛い」ではなく、「愛おしい」。
何がそう思わせるんだろう……って考える。
きっと、こんな子どもでいたかったんだな。
そして、こんな大人たちに囲まれていたかった。
大人には大人の「どうしようもない事情」があって、子どもも「子どもだからとすべてが許されない環境」で生きている。
誰もがそんな「生き辛さ」の中で、それでも優しさを求め、手を伸ばし、相手を受け止めようとする──大人は子どもを、子どもは大人を。 明らかになっていく秘密。そして、深まる謎。
この先も、凛々ちゃんを見つめながら、凛々ちゃんと一緒に、続きを楽しみにしたい。
出会いは夜、作られる
いつものbar。
常連さんの職業は様々。社長さんでもお勤めの方でも、ワタシのようなフリーランサーでも、お仕事は本当に多岐に渡ります。
先日、若手声優の中林俊史さんとおしゃべりしました~(゚∀゚)
大好きな『パーソンズ・オブ・インタレスト』『クリミナル・マインド』『グッド・ワイフ』など、数々の外画で声をあてられています。
ワタシは自著を何枚かドラマCDにしていただき、収録現場で多くの声優さんとお会いしました。
そのとき「声を出す」「声だけで演技する」ことの凄さを体感(こちらの身体や骨にバンバン響く!)し、震えるほど感激したし、もともと外画が好きで、テレビで吹替え版に親しんできた世代なので、そんなことを伝えると……
素晴らしい先輩たちの演技、情報統制が徹底された某大作のオーディションや収録秘話、人気声優さんたちの意外なオフショット……とても気さくに話してくださいました。
楽しかった~!
中林さん、ありがとうございました(≧▽≦)
作品を観る楽しみが増えました!
中林さんはアニメの吹替えもやってらっしゃいます。 日本のロボアニメ(「百獣王ゴライオン」「機甲艦隊ダイラガーXV」)から派生したアニメ「ヴォルトロン(Voltron: Legendary Defender)」のメインキャラのひとり、ハンク役! 「ゴレンジャー」でいうと、キレンジャーのポジション(゚∀゚)
映画『デッドプール』内で、デップーちゃんがちょいちょい言及していたアニメがこれなんだそう。
公開中の『パワーレンジャー』にしろ、日本のロボアニメや戦隊ものが、世界中でいかに愛されてきたか、よくわかります。
キャラとか、ほんとに日本のアニメっぽくてカッコいいΣ(・ω・ノ)ノ!
あと、変身前のロボ5体がライオン型(?)でなんか可愛い~(*'ω'*)
誠覧社出版シリーズ!
クロスノベルスさんの拙著★誠覧社出版シリーズ4冊を紹介します!
舞台は誠覧社でつながっていますが、それぞれが独立した物語なので、通して読まなくても無問題。
挿絵の先生もすべて違うので、厳密にはシリーズではないのですが、ちょいちょい別の話のキャラが登場し、成長や変化もわかるので、まるっと読んでいただけると嬉しいです!
シリーズ①
『辞めるまでにしたい10のこと』(挿絵:みろくことこさん)
営業出身の新社長・難波×可愛いが腹黒な編集・純人。
担当した本をけなすなど、何かと挑発する難波に純人は反発。懇意だった前社長の退任に合わせ、退職を決意。でも、ただ辞めるなんて悔しい! その前に……と掲げた10のミッションをこなすうち、なぜか難波に感化され……
直営書店・誠覧堂はここから始動する!
シリーズ②
『好き嫌いはイケません。』(挿絵:小山田あみさん)
男性ファッション誌編集・志生野×男前のイタリアンシェフ・番匠。
イタリア修行から戻るも、就職するはずだったリストランテが倒産。番匠は渋々、誠覧社の社員食堂に職を得る。
編集者の志生野の嫌味に煽られ、独自メニューを考案するなど前向きになるが、やがて、かつて取材で会っていることがわかる。さらに、志生野が男の〇〇フェチとわかり……
「社員が働きやすいように」と社員食堂を充実させるのは、社長・難波の指令によるもの。
シリーズ③
『シンケとあーたん』(挿絵:サマミヤアカザさん)
世界的な人気漫画家の元担当・晋之介×子供が苦手なキッズ誌編集・新。
同期の星・晋之介が、甥(姉夫婦の子)の望未を引き取って育てるために退職? 才能と経歴をあっさり捨てるなんて……腹を立てる新。しかしふたりを助けるうち、新は「何もかも、かなわない」と思っていた晋之介の苦悩を知る。
さらに望未の愛らしさに触れ、自分らしく子どもと接するうちに、晋之介との距離も一気に近づいて……
難波が提案し、純人が協力を呼びかけてスタートした誠覧堂書店が登場。晋之介はパートで働き始める。
シリーズ④
『獅子戸さんのモフな秘密』(挿絵:水名瀬雅良さん)
謎の客・獅子戸×誠覧堂書店店員・一音。
誠覧社本社勤務から誠覧堂へ、自ら希望して異動した一音は、本と猫が大好き。自分で企画したイベントで、「ずっと読みたかった本を見つけて嬉しかった」と感謝してくれたワイルドなイケメン・獅子戸と親しくなる。
しかし、なぜか彼の周囲にはいつも猫がまとわりついていて……好きな人の意外な秘密を知っても、そのままつきあえますか?
パートで働く晋之介も登場。編集志望だった一音に仕事のアドバイスをする。